ブータンに生きるものすべてに感じた優しさ!
これって・・・
常に、祈りの雰囲気が漂っているから・・・
なのかな、という気もしました。
いたる所にある「マニ車」




屋外の大きな香炉(サンタブ)では
針葉樹(もみの葉・松の葉?)が焚かれるそうです。
これもいろいろなところで見かけました。
ある寺院では、後ろの男性がずっと・・・
六字真言『唵、嘛、呢、叭、咪、吽、』を唱えておりました。
参考までに以前のブログ
「六字大明咒」
他の、ガイドさんおすすめの”庶民的な寺院”では・・・
小さな声でずっとお経を唱えながら私たちを案内してくださいました。
そんな二人に挟まれて案内された私たち3人は、何かに守られているかのようで…
素晴らしい時間でした!
民泊の際、朝早くから、家の仏間にはバターランプが灯り・・・
ガイドさんやドライバーさんたちのお経を唱える声が聞こえ…
祈りが日々の生活の一部であること、
そして、かなり大切にされていることを感じました!
本当に素敵です!!
大切だと思うものを習慣にすることで変わっていける…
気功もそういうものだと思っている私には
良い気づきにもなりました!
ありがとうございます!
参考までに・・・
「ブータンの話」さまより
ブータンでは正式の僧は六歳から十歳の間に出家することになっており、中には三歳で出家する子供もいるという。昔は日本の寺でも貧しい家の子供をもらってきて小僧教育を施し後継者を育成していたが、ブータンでは今も貧しい農家が小僧さんの供給源になっており、豊かな家の子が出家することはまずないとガイドは言っていた。
小僧さんになるとまず八年間の初等教育と四年間の中等教育を受ける。そうした教育はすべて寺の中で行われるため、彼らが一般の学校に通うことはない。そのため大きな寺にはたいてい小僧さんがたくさんいた。小僧教育はなかなか厳しいらしく、ある寺で太い革のムチを振りまわしながら小僧さんたちを叱りつけている老僧を見かけた。
これらの教育を終えて試験に合格すると、つぎは山ごもりの修行に入る。その修行期間は三ヶ月、三年、九年などとなっていて、その間まったく人と会わず話もしないという。そうした修行ための場所は山中にたくさん作られており、タクツァン僧院を訪ねたとき、あれがその一つだと教えてもらった修行場は、切り立った崖の中腹に作られた小さな建物だった。山ごもりを終えると寺にもどってさらに修行を積み、師匠のあとを嗣いだり、小僧さんの教育係になったりする。
このようにしてブータンの僧は生涯、寺から出ることなく修行と勉強の生涯をおくるのである。一度出家したら還俗(げんぞく。在家にもどること)は許されず、また還俗を希望する人もいないという。国の経費でもって教育を受け生活してきたのだから、還俗するならそれらの費用を返さなければならない、というガイドの説明からすると、国教になっているドゥク派の寺は国の施設、僧は公務員と考えていいようである。そのためかもしれないがタイやミャンマーのような托鉢は行っていない。
それでは四十歳とか五十歳になったとき、世の無常を観じて出家したくなったらどうするのだろう。「もちろんその年齢でも出家できるが正式の僧にはなれない。そういう僧はゴムチェンと呼ばれ、着るものも違う」とガイド氏。ゴムチェンは妻帯できるというから、戒律がゆるやかで妻帯可能とされるニンマ派の僧のことかもしれない。
お坊さん達の最大の勤めは何かと問うと、「それは祈りである」とガイド氏。人々の幸福、平和、豊作などを祈るのだという。どうやらブータン人は祈りでもって国を守り、さらにはこの国を仏教の理想郷である仏国土にしようと考えているらしい。幼い子供を出家させて教育を施しているのはそのためだと思う。そして人々の生活や表情を見ていると、その祈りは効果を上げているようである。
彼らができるだけ殺生をしないようにしているのも、仏国土を汚さないためなのだろう。川には魚があふれているのに釣りをする人はおらず、放牧している家畜が野生動物に襲われても、せいぜい柵を作るぐらいで射殺したりワナで殺したりはしない。殺生しないのは彼らが肉食をしないからではない。肉も魚も食べているが、魚はインドからカチカチになった干し魚を輸入し、肉は国境の外で処分して運んで来ている。
特に旧暦の三月は不殺生を徹底するため生肉を食べないということで、その時期に旅行した私たちも干し魚と干し肉ばかり食べることになった。ブータン国民は寺院を維持する負担や、新鮮な肉が自由に食べられない不便を、仏国土を守るために必要なことだと受け入れているらしい。
祈りのほかには何がブータンのお坊さんの勤めなのかと聞くと、踊りをしたり、楽器を演奏したり、タンカ(仏画)を書いたり、ダルシン(お経を印刷した旗)を作ったりするというから、どれも祈りに類する事ばかりである。お説教はしないのかという質問には、ほとんどしないという答えが返ってきた。