秋という季節になると思いだすことがあります。
もう10年以上前になると思いますが…
近くの100歳になるおばあちゃんにはがきを出してほしいと言われた時のこと。
彼女は、歩行は不自由でしたが、ご自分のことはできるし
いつもニコニコとしていて、気持ちにも余裕がある感じで
接するだけでこちらも温かい気持ちにさせてくれる方でした。
お友達に手紙を書くことも多く、その日もそういう葉書だったと思います。
その日は真っ白い無地のはがきを使っていて、はがきの上部が少し空いていました。
見た目、アンバランスな感じ…。
一生懸命書いた結果、本日の体調では、これが精一杯…
そんな感じでした。
季節は「秋」でした。
そのはがきを、彼女は…
「秋だからね、空が高いのよ」とニコニコっとして…
そう、天高く馬肥ゆる秋ですね。
壁に貼ってあった、彼女が書いた「天・地・人」という書、
優しくて力強い文字でした。
今でも思い出します。